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2018.02.15

ボルハン・ハルドン~山民族の聖地

ボルハン・ハルドン山はヘンティー県、ウムヌデルゲル村を流れるヘルレン川の支流・ボグド川の上流にあるモンゴル民族の聖山の一つです。チンギス・ハーンがテムジンと名乗っていた若い頃、敵に襲われて身を隠し九死に一生を得たことから、「ボルハン・ハルドン山を朝ごとに祭ろう、日ごとに祈ろう。子々孫々までこのことを忘れるな」と、神酒を捧げて誓ったことがモンゴル最古の歴史書『モンゴル秘史』に記録されています。チンギス・ハーン自身、遺言によってこの地に埋葬され、陵墓一帯は長く禁断の聖地として人びとの立ち入りが禁じられてきたのです。そして人びとは今も、ボルハン・ハルドン山とその一帯を大切に守りながら暮らしています。

またモンゴル民族の始祖伝承は、「ボルテ・チノとその妻ゴー・マラルが大湖を渡ってやって来て、このボルハン・ハルドンに住まいし、そこで最初の子であるバタチハンが生まれた」と伝えています。このようにボルハン・ハルドン山はモンゴル民族の揺籃の地であり、人びとが崇敬してやまない聖地なのです。

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