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2015.05.19

南モンゴル

南ゴビ. ゴビという名称は、モンゴル語で言う「乾燥と雄大」な場所という意味を示します。特に砂漠地帯は、モンゴル南部と中国北西部から北を占め、砂漠と言えば「ゴビ砂漠」を思い起こせるくらいに知られています。アジア全体では最大の砂漠であり、全世界でも五位に入るほどの規模を誇っています。ゴビ砂漠は地勢学的には、インド洋から流れてくる湿った雲を、ヒマラヤ山脈が遮るという影響から、年間降雨量は195ミリ前後と極端に少なく、乾ききった地域となっています。また、夏の平均気温は30度C、冬ともなるとマイナス40度Cと、その極端な温度差に驚かされます。しかし、そのような過酷な自然環境に関わらず、生物分布はその多様さを誇り、植物はもとより動物もその環境に耐えて素晴らしい繁栄を見せています。ゴビ全体では野生種の馬と羊、アイべックス、またやはり野生のラクダとガゼル等が生息し、植物も薬草と希少種など250種類を数え、サクソールとかコトカケヤナギなどの樹木も豊富に繁茂しています。

南ゴビ県は、モンゴル最大の面積を誇りますが、人口は大変に少なく、人工密度としては一平方キロメートルあたり0.3人という低い値となっています。その逆に「ふたコブラクダ」は30万頭に及び、彼らの故郷ともなっています。また、太古の恐竜の生息した地としても知られ、世界的にも化石発掘地としてもよく知られて
います。1922年に、アメリカの古生物学者ロイ・チャップマン・アンドリュースは、世界で始めてバヤンザグという地で、恐竜の営巣地に、同心円状に並んだ恐竜の卵の化石を発見しました。このため、この地の周辺は、世界各国から古生物学者、探検家や冒険家が多数訪れる地として、大変に有名な場所となっています。

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