観光大臣が訪日、観光客誘致とモンゴル観光促進を目的に

観光大臣が訪日、観光客誘致とモンゴル観光促進を目的に

バトウルジー・バトエルデネ自然環境・観光大臣は5月16日~20日まで、5日間の訪問日程で日本を訪れた。

 

バトエルデネ大臣は18日、渡辺猛之国土交通副大臣と会談し、両国外交関係樹立50周年を踏まえて、「今後50年間で、モンゴルと日本の関係はあらゆる分野で新たな局面を迎えるほど発展するだろう」と述べた。

    双方は観光分野の現状と課題、今後の長期的で安定した効果的な協力について意見交換し、地域における観光産業、経済復興などでの協力を確認した。渡辺副大臣は「日本はコロナの水際対策を段階的に緩和。今後、外国からのグループ単位の観光ツアーを受け入れていく方針で検討している」と述べた。また、「今後、両国観光を促すとともに、協力関係を新たな局面へと発展させていく」と語り、日本人向け情報発信と広報活動の重要性を指摘した。

     同大臣は前日、東京において開催された「モンゴル観光フォーラム」に出席し、コロナの国内規制緩和後の観光産業の復興に向けて日本人観光客の誘致と観光促進を図った。大臣はその演説で「政府が提唱する『新復興戦略』枠でコロナ後の経済再建において観光産業が非常に重視されている。コロナの2年間に亘り、中断された両国の観光交流を復活させたい」と語った。また、観光行政について「政府が採択した『新復興戦略』枠で、この2年で総額3兆トゥグルグに及ぶ、国内で最も損失を被った観光産業をしっかりサポートする。しかし、1600社の資金繰り改善、人材の確保など課題も多い」と発言した。「モンゴルを訪れた外国人観光客数は577000人だ。その4.2%に当たる24419人を日本人が占めた。航空の自由化により競争を促し、日本の航空会社の路線参入、新たな観光プログラムの開発などを急ぐ必要がある。このフォーラムを機にモンゴルを訪れて、新しい国際空港を利用する日本人観光客が増えることを期待したい」と挨拶した。

    また、バトエルデネ大臣は全日空や日本航空、日本旅行、JTBなどの幹部らと面談した。