モンゴルの「青い真珠」とも呼ばれるフブスグル湖は、モンゴル最北端の海抜1645メートルの高地に位置し、南北に136㎞、東西に36㎞と言う日本の琵琶湖の4倍の面積に達します。気候的にも大変に厳しい環境で、1月から5月頃までは水面は凍りつきます。また全水量は、モンゴル国の淡水の70%を占め、全世界から見ると0.4%を湛えています。カワヒメマス属、コレゴヌス属のホワイトフィッシュ、ぺルカ属のパーチ、またカワメンタイやレノックスなど、釣り人に人気の魚類が豊富に棲息しています。湖の周囲は、全て唐松や他の豊富な樹木の繁茂する山々に囲まれ、雄大な眺めが楽しめます。淡水湖としてモンゴル一の水深で、一番深いところは262メートルに達し、30メートルの深さの魚などが見える透明な湖です。この周辺にツァータンというトナカイを飼って暮らしている少数民族がいて、彼らやシャーマンと出会うことができます。冬もトナカイに乗って、針葉樹森林でモンゴルのドライな寒さを体験するツアーがあります。