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ドルノド県

ウランバートル市から600 kmにあるドルノドは、モンゴル国最東部に位置する県です。1939年にはノモンハン事件が起きた県であり、社会主義時代は、ソ連との繋がりが強く、首都ウランバートルではなく、モスクワと鉄道で繋がっていた時期もありました。ドルノド県のメネン草原は、モンゴル一番の(南北に90km、東西60kmぐらい)広さを誇ります。また、ヘルレン、オノン、ハルハ川、ホフ、ブイル湖等、自然の美しさが多数あります。同県は、石油、ウラン、石炭等の天然資源が豊富で、将来、鉱山産業の発展が期待されています。

 メネン大平原の長さは90㎞、幅が60㎞で、ガゼルや野生動物の天国となる大草原です。人による生産や経済的な活動の影響を受けていない、自然がそのまま残っている、牧草地と草刈りの大きな資源となる地域です。ここはモンゴルのレッドブックに記載されている植物の10%が生えていて、希少なマナヅル、ソデグロヅル、キジ、ノガンなどの野鳥が生息しています。ブイル湖にコイ、カワカマス、二ゴロブナ、マナマズなどの魚がいます。湖の長さが40㎞、幅が21㎞、深さは平均で6メートルですが、一番深いところは50メートルです。