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ホスタイ国立公園

ホスタイ保護区(ホスタイノロー)はヘンティー山脈の南西部にあり、ウランバートル市から西に約100キロのところに位置している特別保護地域です。この地域には、様々な野生動物が生息している中、「タヒ(モウコノウマ)」と呼ばれる野生馬がいます。タヒは、馬属のうち、1881年を最後に科学的観点から認知され、登録されました。1969年の時点で完全に絶滅し、1992年からタヒの母国である「ホスタイ山脈」に戻され、復活させたのです。タヒが住み慣れるために安全で快適な自然環境が必要であり、それができた結果、タヒと他の生物の頭数も増加し、ホスタイ保護区に住み慣れていない生物も移動してきました。例えば、1992年の時点で50頭いたアカシカが1300頭まで増加し、9000頭いたタルバガン(マーモット)が2万頭以上となり、過去にはいなかったモウコガゼルや雄の野生の羊など移動して来て痩地であった牧場は回復できました。最初に1992年6月5日に16頭のタヒを生まれた場所に戻し、それ以降、4回の運送で68頭が戻されたのが現在330頭以上まで増加させ、世界最後の野生馬タヒが生きる、大自然の地域となっています。